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北海学園大学で韓国・朝鮮語を学ぶ人のために情報を提供するページです。

홋카이가쿠엔대학 영어 이외의 외국어

韓国・朝鮮語

北海学園大学では英語のほかに、ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語、韓国・朝鮮語を学ぶことができます。

更新情報更新情報

2024年4月23日
お知らせ欄を更新しました。
2013年3月20日
サイトを開設しました。

お知らせ

  • 「2024年度 韓国・大田大学校 学生交換事業 夏期海外研修」派遣学生の募集が始まりました。実施期間は8月8日(木)~26日(月)の19日間です。参加希望者は、G-Plus!ですでに配信されている書類等を用意の上、5月20日(月)までに国際交流課(教育会館2階)まで提出して下さい。 (2024.4.23 更新)
  • 大田大学校夏期研修の募集にあわせて、5月9日(木)16:00~17:30に16番教室にて「大田DAY2024」が開催されます(主催:韓国協定校専門委員会、共催:日本語教員養成課程委員会)。当日は大田の紹介だけでなく、大田大から本学に来ている交換留学生も招いて交流会も予定しています。夏期研修だけでなく、大田大への交換留学や日本語教育に関心がある人は積極的に参加して下さい(事前申込不要)。(2024.4.23 更新)

「韓国・朝鮮語」の呼称について

  • 主に朝鮮半島で話されている言語を、日本では現在「韓国語」「朝鮮語」「ハングル」「コリア語」などと呼んでいます。朝鮮半島では現在、大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)という2つの国が政治的・軍事的な対立を続けており、さらに資本主義と社会主義という異なる政治イデオロギー間での対立でもあることから、日本社会でもこれらの影響を強く受け、この言語の呼び名に混乱を来たしているのが実情です。
  • 本学では、両国のいずれか一方だけでなく、また朝鮮半島内に限らず、この言葉を話すすべての人たちに関心を持ってほしいという願いから、科目名称を「韓国・朝鮮語」としています。ただし、指導する内容は現在の大韓民国で使用されているものとなりますので、普段は「韓国語」と呼んでも構いません。

韓国・朝鮮語とはどんな言語?

  • 韓国・朝鮮語は、トルコ語やモンゴル語などのアルタイ諸語と共通した特徴を持ちますが、言語学的な系統は現在も確定されておらず、「孤立した言語」(language isolate)とされることが多い言語です。韓国・朝鮮語は日本語と同じ「膠着語」であり、名詞の後ろに日本語の「て・に・を・は」に相当する連体語尾をつけ、動詞や形容詞の基本部分(語幹)の後ろに時制やていせいさ、意思や疑問などを表す連用語尾をつけることで文章を構成します。したがって多くの場合、語順は日本語と同じになります。
  • その一方で、韓国・朝鮮語には、清音と濁音の区別がない点、母音の後ろにも子音を付けて音節(音のかたまり)を構成できる点など、日本語にはない特徴が多くみられます。また、「手」「足」「目」などの基本的な単語では日本語とまったく共通性がみられません。ただし、日本語も韓国・朝鮮語も漢字文化を共有していますので、漢字語には共通する単語が比較的多く見られます。
  • 韓国・朝鮮語の文字は「ハングル」(한글)と呼ばれます。ハングルは、1446年に朝鮮王朝第4代王である世宗によって『訓民正音』の名で公布されたという、世界的にも珍しい特徴があります。またハングルは、子音の記号と母音の記号とを組み合わせて文字を構成します。ハングルは19世紀末以降、朝鮮民族独自の文字として重視され、現在では韓国・北朝鮮いずれでも、ハングルだけで文章を書くようになっています。
     
    キムパプ(海苔巻き)チェーン店の看板
     
    「一方通行」を表す道路標識
  • 韓国・朝鮮語を話す人たちは、朝鮮半島に約7800万人いるほか、中国の延辺朝鮮族自治州などに約250万人います。また、アメリカ、日本、中央アジア諸国などに、朝鮮半島から渡って定着した人々とその子孫が暮らしています。このほかにも主に韓国から、経済活動などの目的で世界の各地に渡って滞在しています。これらの人たちを合計すると約8000万人を超える規模となります。

学部学科の枠をこえた韓国・朝鮮語学習

  • 本学の韓国・朝鮮語科目は、全学共通の一般教育科目に属しています。同科目の扱いは学部・学科によって異なりますが、決して学部の専門科目よりも重要度が低いものではありません。英語で「Liberal Arts」と呼ばれるように、専門科目を学ぶ中でつい狭くなりがちな視野を広げ、特定の視点や思考枠に縛られない姿勢を身につけることのできる科目群です。本学では、どの学部・学科に所属していても、中級以上のレベルまで一貫して学べるカリキュラムが設けられていますので、どんどんチャレンジしてください。
  • 朝鮮半島は日本列島に近い位置に存在しますが、そこで展開されてきた歴史と、その中で培われてきた文化は日本と全く異なります。このような「異文化地域」の言語である韓国・朝鮮語を学ぶ時には、朝鮮半島の社会や文化についてしっかり学び、幅広い教養を身につけるようにしましょう。韓国・朝鮮の歴史と文化について、簡単に紹介したページはこちら→ 韓国・朝鮮の歴史と文化

担当教員

  • 李 英 愛(イ・ヨンエ/이영애) 担当科目:基礎Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
  • 呉 明 煕(オ・ミョンヒ/오명희) 担当科目:会話Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、言語演習Ⅰ・Ⅱ
  • 金 美 花(キム・ミファ/김미화) 担当科目:基礎Ⅰ・Ⅱ、会話Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
  • 崔 鉉 鎮(チェ・ヒョンジン/최현진) 担当科目:基礎Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
  • 辻 弘範(つじ・ひろのり、経済学部地域経済学科教授) 担当科目:文化Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、文化演習Ⅰ・Ⅱ、言語文化演習Ⅰ・Ⅱ、世界の言語と文化、社会科学特別講義(韓国・朝鮮のいまを知るⅠ・Ⅱ)
  • 朴 志 濚(パク・ジヨン/박지영) 担当科目:基礎Ⅰ・Ⅱ、山鼻開講科目

2024年度 韓国・朝鮮語科目 時間割

 月  火  水  木  金  土
1部 
世界の言語
と文化①
文化Ⅰ②
基礎ⅠⅡ    
 2 基礎ⅠⅡ
《2クラス》
文化ⅡⅢ
基礎ⅠⅡ
《2クラス》
文化Ⅰ②
言語演習ⅠⅡ
会話ⅠⅡ  
 3 会話ⅠⅡ
基礎ⅢⅣ 
言語文化演習
ⅠⅡ
会話ⅠⅡ
基礎ⅠⅡ(山)
会話ⅢⅣ  会話ⅠⅡ
文化演習ⅠⅡ
基礎ⅠⅡ
(半期連続)

基礎ⅢⅣ
(半期連続)
 4 会話ⅠⅡ  基礎ⅠⅡ
会話ⅢⅣ
社会科学特別
講義ⅠⅡ
基礎ⅢⅣ(山)
会話ⅠⅡ
基礎ⅢⅣ
会話ⅢⅣ(山)
 会話ⅠⅡ
 5 会話ⅠⅡ 基礎ⅠⅡ
文化ⅡⅢ(山)
基礎ⅠⅡ  基礎ⅠⅡ  会話ⅠⅡ(山)  
 2部
1
会話ⅠⅡ  基礎ⅠⅡ 文化Ⅰ②
基礎ⅢⅣ
基礎ⅠⅡ  
 2   世界の言語
と文化① 
 文化演習ⅠⅡ      
  • 凡例:①は1学期のみ、②は二学期のみ、(山)は山鼻キャンパス開講科目 (工学部2年生以上のみ履修可)
  • 韓国・朝鮮語科目では、担当教員によって教科書が異なりますので、『履修の手引き』とシラバスを必ず確認してください。 1学期と2学期で同じ開講時間のクラスで履修することを強く勧めます。ただし、専門科目履修などの関係で、やむを得ず異なる開講時間のクラスを履修する場合は、担当教員によって使用するテキストが異なりますので、注意してください。
  • 2部の学生は、1部開講科目の一部を履修することができます。各学部の時間割で確認してください。

韓国・朝鮮メディア リンク集

  • このリンク集は、皆さんが韓国・朝鮮に関する最新情報に触れ、韓国・朝鮮の社会に対する理解を助けるために設置したものです。韓国と北朝鮮は現在も政治的・軍事的に対立しているため、互いに相手側を非難・挑発する記事や、現体制の正統性を宣伝する記事などもあります。また、韓国のメディアでは、政治的に異なる立場から見解を述べることが少なくありません。こうした現地の社会状況を理解した上で、現地から伝えられる情報に触れるように心掛けましょう。
  • 【韓国メディア】 NAVER DAUM 東亜日報() 朝鮮日報() ハンギョレ() 中央日報() 聯合ニュース() YTN KBS MBC SBS
  • 【北朝鮮メディア】 労働新聞(リンク切れ) わが民族同士(リンク切れ) 朝鮮新報()

夏期研修(3週間)

  • 北海学園は、札幌市の姉妹都市である大田(テジョン、대전)広域市の大田大学校と交流協定を結んでいます。夏期休業中に、大田大学校の寄宿舎に3週間滞在する夏期研修を毎年実施しています。この研修では、現地の先生から韓国語や朝鮮半島の伝統文化を学んだり、大田大学校の韓国人学生と交流を深めたりすることができます。初めて海外に滞在して国際交流を体験するには最適の機会です。(定員6~10名。参加費は各自負担です。)
  • 以下は、2019年度の夏期研修の様子です。2023年度は4年ぶりに実施し、16名が参加しました。

     全州韓屋村(韓服体験)

     韓国料理調理体験

     テコンドー体験

     修了式の記念撮影

交換留学(10ヶ月)

  • 本学には、毎年3月から12月までの10ヶ月間、大田大学校に交換留学できる制度もあります。この制度では、本学に所属したまま、休学せずに韓国に留学することができます。現地では韓国語科目だけでなく、所属学部の専門科目を履修することもできます。さらに、大田大学校で取得した単位の一部を北海学園大の単位に振り替えることもできます。(この制度を利用して、毎年数名が留学しています。)
  • 大田大学校の構内と大田市内では日本語が通じませんし、大学ではほとんどの授業が韓国語で行われます。制度上、交換留学への参加は2年次から可能ですが、現地で生活をするためには最低でも2年次科目修了程度の語学力と教養が必要です。本学で基礎をしっかり勉強した後、現地でさらなるスキルアップを目指して下さい。
  • 留学を希望する人は、所属学部のカリキュラム履修や就活準備などについて、申し込む前の時点で(できれば1年生の頃から)しっかりと計画を立て、この留学が自身のキャリアデザインにとって有意義なものとなるようにして下さい。
  • 『英語以外の外国語 履修の手引き』(2016年度版)に掲載された、2015年度交換留学経験者による「韓国留学体験記」を、PDFファイルで見ることができます。→「韓国留学体験記」
  •  大田大学校のホームページ: 日本語 / 韓国・朝鮮語 / 英語

学内での国際交流

  • 本学では、さまざまな形で国際交流の機会がもうけられます。たとえば、各学部の授業やゼミの一環として主催されたり、国や地方の公的機関(北海道庁など)、在札幌大韓民国総領事館や在日韓国民団など韓国側の機関が主催する事業に協力したりしています。札幌で韓国・朝鮮語を使って交流を行なう機会はそれほど多くありませんので、「韓国・朝鮮語」担当教員の側から、こうした機会を積極的に告知してゆきたいと考えています。

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