1. そもそもフランスって?
フランスは美食や芸術、ファッションなど豊かな文化を持つ国として知られており、世界遺産もたくさんあります。首都パリは「花の都」「芸術の都」と呼ばれています。
2. フランスの地域圏
フランスは日本の約1.5倍の国土があり、地域圏ごとに特色があります。また、カリブ海などに海外県を持っています。訪れる地域によって異なる魅力を発見できるでしょう!
3. 多様な文化の共存
フランスでは多様な出自や文化を持つ人々が共存しており、パリでは世界各国の料理を楽しめます。安くておいしい北アフリカ料理のクスクスは今やフランスの国民食です。
4. 世界のフランス語圏
フランス語は英語同様5大陸すべてで話されており、ベルギーやスイス、さらにカナダやアフリカの一部の国でも公用語になっています。カリブ海、オセアニア、東南アジアにもフランス語圏の国・地域があります。
5. 国際機関の公用語
フランス語はさまざまな国際機関の公用語になっています。国際連合、国際オリンピック委員会、OECD、国際赤十字など。オリンピックでは英語や開催国の言語の前にフランス語のアナウンスが流れます。
6. 日本のフランス語?
カフェ・オ・レ、クレープ、コンクール、アンケート…日本語の外来語にはフランス語由来のことばがたくさんあります。また、フランス語は商品名や店名などにもよく使われています。
フランス語を学べば、世界が広がります!
1. 旅と暮らし--2. マンガと絵本--3. 映画とドラマ--4. 音楽--5. その他
フランスやフランス語に関するおすすめコンテンツ(リンク集)を紹介します。
フランス語履修者のみなさんにもおすすめを訊いてみました。学生のおすすめには★マークをつけています。
ちょっとだけフランス語を勉強してみませんか? 音声を聴いて発音してみましょう。
Bonjour ! こんにちは
Bonsoir ! こんばんは
Au revoir ! さようなら
Merci ! ありがとう
「ボンジュール」や「メルシー」は聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか。
日常会話で使える表現を用いて、フランス語の文法的特徴を少し勉強しましょう。
Je suis étudiant. 私は(男子)学生です。
Je suis étudiante. 私は(女子)学生です。
「私は~です」は Je suis...と言います。
Jeが主語人称代名詞「私は」で、suisが動詞(英語のbe動詞にあたるもの)です。
「主語+動詞+名詞」の順で語を並べて文を作るので英語といっしょです。
ただし、フランス語の「学生」は男性形étudiantと女性形étudianteがあります。主語の性によって使いわけます。
買い物で使える表現も見てみましょう。
Un croissant, s'il vous plaît. クロワッサンひとつください。
Une baguette, s'il vous plaît. バゲットひとつください。
「~ください」は...s'il vous plaîtと言います。バゲットはいわゆる「フランスパン」です。
ところで、クロワッサンもバゲットも「ひとつ」なのに、名詞の前についてる語が異なりますね。un / uneは不定冠詞といって英語の a みたいなものなのですが…。
フランス語は名詞に文法上の性(男性・女性)があり、名詞の性にあわせて冠詞の男性形・女性形を使いわけます。
クロワッサンは男性名詞、バゲットは女性名詞なので、例文でそれぞれの名詞に付く不定冠詞の形が異なっているのです。
名詞や冠詞に性があるなんてどういうこと?!と思ったかもしれませんが、ヨーロッパ言語では文法上の性がある方が一般的です(英語が例外的!)。ドイツ語やロシア語は男性・女性のほかに中性もあります。
英語と違って変な言語だな…と思ったでしょうか。
でも、英語とフランス語は似ている単語がたくさんあります。実は英単語はフランス語由来の語が多いのです。
ということは、フランス語の語彙を増やせば、英語の語彙力ものばすことができます!
列車 train(英語) train(フランス語)
歴史 history(英語) histoire(フランス語)
自由 liberty(英語) liberté(フランス語)
このように英語とスペルがまったく同じ、あるいはかなり似ている単語がたくさんあります。
発音はけっこう違いますが、それはつづりと発音のルールが英語と異なるためです。ルールを覚えれば、ちゃんと発音できます。
カフェ・オ・レ、ガトー・ショコラ、レストラン...これらはみんなフランス語です。
café au lait カフェ・オ・レ
gâteau au chocolat ガトー・オ・ショコラ ※ガトー・ショコラではなく、ガトー・オ・ショコラが正しいフランス語です。
restaurant レストラン
フランス語は英語と同じようにアルファベット(フランス語ではアルファベと言います)を用いますが、つづり字記号も併用します。
カフェcaféのéや、ガトーgâteauのâについているのがつづり字記号です。どこかでこのような記号がついた文字を見かけたことはあるのではないでしょうか。
フランス語もアルファベットを使うとはいっても、つづりと発音のルールは英語と異なります。
たとえば、restaurantは英語なら最後のtを発音しますが、フランス語は発音しません。フランス語は「原則として語末子音字を発音しない」というルールがあるのです。
そのため、カフェ・オ・レcafé au laitやガトー・オ・ショコラgâteau au chocolatの最後のtも発音しないのです。
また、フランス語は複数の母音字をまとめてひとつの母音として発音するという特徴があります。
auやeauは「オ」、aiは「エ」と発音します。確認してみましょう。
café au lait カフェ・オ・レ
gâteau au chocolat ガトー・オ・ショコラ
restaurant レストラン
このように、フランス語のつづりと発音のルールは英語と異なりますが、英語よりも規則性が高いです。ルールさえ覚えてしまえば、知らない単語でもきちんと発音できちゃいます!
フランス語は、英語と似ているところもあるので英語の知識を活かして学習することができますが、新たに覚えなければならないこともいろいろあります(どの言語でもそうですが!)。そこは大学の授業で丁寧に教えますので、フランス語ちょっと興味あるかも…と思った方、チャレンジしてみませんか?