中国語とは

 

中国語とは

「中国語」ってどんな言語?



同じ漢字文化圏ですが……。

「中国語」って?

中国国内の言語

実は中国には、“中国語”ということばはありません。日本では、中国で話されている言語を便宜的に「中国語」と呼んでいますが、それは最大多数の漢族の話す「漢語」のことを指しています。しかし中国の56民族には、それぞれに独自の文化と言語とがあり、言うなれば、そのすべてが「中国語」ということになるでしょう。
 
現代の中国では共通語として、人口の9割以上を占める漢族の言語=「漢語」を採用しています。ことばの近代化に向けては、清朝末期から言語文字改革運動が起こり、中華民国の時代に、北京語発音に基づいた漢族の言語を「國語」と呼び、共通語としました。
中華人民共和国になってからも、漢族の言語が共通語ですが、その呼び名は「漢語」です。
 
同じ「漢語」でも地域ごとの方言差が大きく、そのままではコミュニケーションが取れないほどですが、そのような状況を解消するための共通語として「普通話」が制定されました。
「普通話」は北京を中心とした北方方言の発音・語彙と、近代白話(話しことばに近い書き言葉)小説中の文法を元に作られたことばです。
 
本学で開講している「中国語」科目も、この「漢語」の「普通話」の学習になります。
「普通話」を身に付けることで、現在の中華圏のほとんどの人々とコミュニケーションをとることが可能になります。
 
中国語力を武器に、世界へ飛び出していきましょう!